象印STAN.(スタン)自動調理鍋EL-KA23(2021年10月21日発売)と、ホットクックの違いを徹底比較しています。
私自身は、料理が大嫌いなので毎日のように使っているホットクックはとても便利だと感じています。
そのホットクックと象印のSTANを比べると一体どうなのか?どっちが使いやすいのか、できることは何が違うのか、価格はどちらが高いのか、などを比較してみました。
象印STAN.にしか無い機能や、ホットクックにしか無い機能などもありますので、自分のライフスタイルに合った自動調理機を選んで下さいね。
象印STAN自動調理鍋EL-KA23とホットクックの違いを比較
まず、象印STAN.自動調理鍋とホットクックのコンセプト「ほったらかしでおかずが自動でできあがる」と言う事は基本的には同じです。
両者を比較した大きな違いは、こちら。
- 内なべの素材が違う
- かきまぜ機能の有無
- 容量が選べるか否か
- 本体重量
出来上がりの料理やレシピに大きな違いは無いため、両者の仕様を比較してみましょう。
見た目や大きさ(サイズ)も気になる
仕様 | ホットクック | 象印STAN |
---|---|---|
調理容量 | ①1.0L(1~2人分) KN-HW10G ②1.6L(2~4人分) KN-HW16G ③4.7L(2~6人分) KN-HW24G | 2.3L(6人分) EL-KA23 |
カラー | ①白・黒 ②白・黒 ③白・黒・赤 | 白・黒 |
消費電力 | ①350w ②600w ③800w | 900w |
外寸 縦横高 | ①34.5×30.5×25.6 ②33.0×28.2×24.0 ③22.0×30.5×24.0 | 28.5×31×22.5 |
本体重量 | ①3.7kg ②5.0kg ③5.8kg | 7kg |
内鍋 | フッ素コート | ホーロー |
直火 | ||
かき混ぜ | ||
食洗機 |
象印STAN.の内鍋・ホーローの良さ
象印STAN.自動調理鍋の大きな特徴は、内なべがホーローだということ。
耐熱性の高いホーロー鍋なので、冷蔵庫で保存した料理を温め直すのに、直火にかけることができるんですね。これは他の自動調理器には無い特徴で、かなり驚きました。
専用のふたも付属しているので、保管も温め直しも、普通のお鍋のように使うことができるのがいいですね。
ただ、IHには対応していないのが残念だなと思いました。オール電化でIHコンロしか無い、と言う家庭も多いのではないでしょうか?
実際に、我が家にはガスコンロが無いので、象印STAN.を買うメリットがありません…。
ホットクックの内鍋・フッ素コートの良さ
一方、ホットクックの内なべは、炊飯器の内釜のような作りで、フッ素コートになっています。とても洗いやすく、料理がこびり付くことも無いのが良いところです。
古い型のホットクックは、フッ素コーティングされていなかったために良くこびりついていたようで、内なべだけを追加買いするユーザーも多くいます。
ホットクックにも「温め直し機能」がありますが、時間も電気代もかかるので、私は出来上がった料理を別鍋か耐熱容器に入れて、温め直しています。
保存用のフタは付属していないので、内なべのまま冷蔵庫に入れることは想定していないのだと思います(旧型には付属しています)。
ホットクックの最大の強み・かきまぜ機能が進化
ホットクックも進化し、最大の強みである「かきまぜ機能」がさらに進化して「つぶす機能」が加わりました。
まぜ技ユニットの回転スピードがアップしたので、「泡立てる」「つぶす」ことが可能になったと言うからすごい!
今まで、ポテトサラダは自分で芋をつぶさなければなりませんでしたが、それも自動になるということ。ますますほったらかしで調理ができるようになったのは嬉しいですよね~。
残念ながら象印STAN.には、かきまぜ機能はついていません。
象印STAN.のパック調理とは?
象印STAN.自動調理なべには「パック調理」と言う機能が付いています。これはホットクックには存在しないものではありますが、低温調理をすればどちらも同じ調理ができます。
「パック調理」と言うのは、ジップロックなどのジッパー付き袋に食材・調味料を入れ、低温調理でおかずを作る調理法です。
一度に2品(2パック)までおかずを作ることができるのと、内なべを汚すこと無くおかずができるのが、大きなメリットです。
ポテトサラダ、れんこんきんぴら、かぼちゃの煮物、たらの煮付け、鶏のトマト煮込みなどなど、たくさんの調理ができるレシピがいっぱいありますね。
レシピ検索はこちらから
https://www.zojirushi.co.jp/syohin/stan/recipe/#recipe_search
内なべに水を入れて低温調理(90℃)することで、パックでの調理が可能になっているようですが、お湯を沸かすのに30分かかってしまうため、ポテトサラダができあがるのには1時間30分を要してしまいます…。
その後、マヨネーズなどを入れて袋の上から叩く作業もあるので、トータルすれば2時間ぐらいかかってしまうようですが、その間に別な料理を作ったり、やれることはたくさんありますよね。
スイッチポンで終わらない象印STAN自動調理なべ
ホットクックの場合、カレーであればメニューを選択したらスタートボタンですぐに調理が始まりますが、象印STAN.の場合は、メニューを選んだ後に時間の設定が必要となります。
この違いは大きいですね💦
スタンのレシピページの作り方を見てみると、
- 『コース』キーを押し【カレー/シチュー】を選ぶ
- 『分』キーで時間を【25分】に設定
- 『スタート/再加熱』キーを押す
どのメニューを作る時も、必ず時間を自分で設定しなければならないのが手間ですね。
どちらも一度に2品作れる
スタンは「パック調理」で一度に2つのおかずが作れますが、ホットクックでは、通常の調理でも虫トレイを利用すれば、上下2段調理ができます。
上段は蒸し物などのおかず、下段は汁物や煮物などのように、一度に2品できるのは嬉しいですね。
旧機種でも、コンパクトな1リットルタイプでは上下2段調理ができるんですよ。
食洗機でお手入れが楽ちんなのはどっち?
調理が簡単でも、使った後のお手入れが面倒くさいと毎日使うのも躊躇してしまいますよね。
後片付けは簡単で楽ちん希望!
その点、象印スタンもホットクックもお手入れは結構簡単で、洗う部品について両者の違いは以下のようになります。
機種 | 洗う部品 | 食洗機対応 |
---|---|---|
ホットクック | ①内ぶた ②つゆ受け ③蒸気孔カバー ④まぜ技ユニット ⑤蒸しトレイ | |
⑥内なべ | ||
STAN | ①内ぶた ②ホーロー鍋 ③つゆ受け |
ホットクックは象印スタンよりも洗う部品は多いのですが、内なべ以外は食洗機で洗えるので超楽ちんです。
毎日必ず食洗機を使っているので、ホットクックで調理したら部品は食洗機にセットするだけです。
温め直しがしやすいのはどっち?
カレーや煮物などは、たくさん作るので余ることは多いと思います。その場合、温め直しがしやすいと助かりますよね。
冷蔵庫で保存・温め直しをする場合に便利だなと思うのは、象印STANです。
ホットクックの場合は、内なべに保存用のフタがないので別の鍋か保存容器などに移し替える必要があります。
象印スタンの場合は、ホーロー鍋に保存用の蓋が付いているので、そのまま冷蔵庫で保存することが可能です。温め直しするのにも、STANの鍋を直火にかけることもできますし、スタンに戻して再加熱することも可能です。
ただ、毎日調理鍋を使うのだとしたら、ホーロー鍋ごと保存しておいたのでは別な料理を作ることができないですよね。
使用頻度が多いのであれば、出来上がった料理は別鍋や保存容器に入れる方が現実的です。
この点は、自分がどのくらい自動調理鍋を使うのかによって考え方が変わってくると思います。
1度の食事で2回ホットクックで調理をしたい!と言う人も多く、実は内なべを2つ持っているユーザーも多いんです。
象印STAN.とホットクックの口コミは?
欲しいときに気になるのは、実際に使っているユーザーの口コミですよね。
ホットクックの口コミ
ホットクックは、初代モデルが2015年11月に発売されてから8年以上の年月が経過しています。たくさんの口コミやユーザーの意見を取り込んで、バージョンアップを重ね、使いやすく進化して来ました。
最新の機種では大きさもコンパクトになるなど、「大きすぎる」「置き場所が無い」と言う声をきちんと反映しています。
そんなホットクックの口コミが、とても良いのは言うまでもありません。
本当に買って良かった!と言う声が多く、私と同じように『控えめに言っても神。ほぼ毎日使ってます。』と言う口コミもありました。
>>>>実際の口コミを見てみる
数年迷ったけど、なんでもっと早く買わなかったんだ!と後悔した人や、共働きのワーママさんなど、とても重宝しているという声が非常に多いです。
象印STAN.自動調理鍋の口コミ
象印STAN.自動調理なべは、2021年に発売されたまま、バージョンアップや容量の違う機種を追加するようなことはしていません。
口コミでは、見た目がおしゃれで良いけど思ったより大きいと言う声が多く、中には自動調理鍋ではなくSTANの炊飯器と間違えて買ってしまったと言う声もありました(笑)
象印スタン・ホットクック買うならどっち?
象印・STAN.自動調理なべとシャープ・ホットクックを買うなら一体どっちが良いのか?見た目がオシャレなのは四角い形でスタイリッシュなスタンの方でしょう。
白色も黒色も、どちらもキッチンに馴染んでいい感じです♬
価格で比較
両者を定価で比較してみると、圧倒的にスタンの方がお安い値段となっています(2024年現在ヤマダ電機の価格を参考)。
ホットクック | STAN |
---|---|
①44,200円(1L) ②56,660円(1.6L) ③65,820円(2.4L) | 31,350円 |
ホットクックのKN-HW24Gとは、倍以上価格もの差がありますね。
とは言え、ホットクックの方が圧倒的に高機能になっているので、この価格の差は仕方がないかなと思います。
機能で比較
両者の機能は比較して来ましたが、ホットクックが高価格なのには理由があります。
STANにはないWi-Fi機能も携えているので、常に新しいレシピをダウンロードすることができます。さらに自動でかき混ぜてくれるまぜ技ユニットもあり、本当にほっとくだけで美味しい料理ができあがる、と言うメリットが大きいです。
もうとにかく忙しいから、調理は自動調理鍋におまかせしたい!
と言う方にはホットクックがおすすめ!
オシャレな見た目でそこまで使用頻度は無いかな~、パック調理をたくさん使いたいな~
と言う方には象印STAN.が合うと思います。
象印STAN.とホットクックの違いまとめ
ホットクックもSTANも目的は同じ自動調理鍋。
- 鍋ごと保管できるか
- 新しいレシピを増やすことができるか
- 食洗機が使えるか
- 家族人数に合わせた機種(容量)
など違う点もありました。相違点をじっくりと検討し、やりたい事に当てはまる方を選ぶと良いでしょう。
自分はホットクックを導入して3年以上が経過しますが、ゆで卵を作るのにも便利なので、ほぼ毎日使っている状態です。
本当に買って良かったなと思う調理家電です!
どちらが合うのかは、あなたのライフスタイルや料理に対するスタンスなどで変わってくると思うので、ぜひ悩み抜いて決断してくださいね!
私が購入するときはホットクック一択だったので、何の迷いもなく決断しました(笑)
\高機能はいらない、シンプルな調理鍋STAN/
\とにかく料理を楽に!簡単に!ホットクック/
時短調理器具と併用すると便利なのがミールキットです。レシピ付きの食材宅配なら献立を考える苦痛から解放されるのでおすすめ!
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